左手の薬指
結婚指輪を購入するという場面でありがちなのが、パートナー間で意識の差があることです。
購入に積極的な人は、結婚指輪に関する知識を持っているので問題ありませんが、今まで興味がなかったというような人だと、基本的なこともわからずに困ってしまうこともあるでしょう。
ここで、結婚指輪の基礎について学んでみませんか?
ここでは、結婚指輪のデザインの種類についてご紹介していきます。
概ね、結婚指輪のデザインは4種類に分けることが可能です。

ストレート

結婚指輪の代表的なデザインが、「ストレート」です。
指輪の形状を大きく変えていないため、横から見るとほとんど真っすぐで、上から見れば綺麗な円を描いているのが特徴です。
結婚指輪の中では最もシンプルですが、飽きにくく、過度に華美にならないのでビジネスシーンでも付けていきやすいというメリットがあります。
ストレートラインやストレートタイプのように、会社によって名称が異なる場合がありますが、「ストレート」と付くなら、基本的に同系統のデザインを指していると思っていて差し支えはありません。
派生形が多くあり、オーバルストレートなら、僅かに楕円形になっているもので、緩やかなカーブでオシャレな印象を作っているものです。
スクエアストレートなら、指輪が幅広で、横から見ると四角に見えるようなデザインを指します。

ウェーブ

結婚指輪に、エレガントさや個性を求めている人に人気なのが「ウェーブ」です。
横から見た時に波打つように湾曲しているか、上から見た時にカーブが見えるのがウェーブの特徴といえるでしょう。
ウェーブのデザインは、柔らかな印象や優しい雰囲気を見る人に与えてくれるため、特に女性に人気のデザインです。
男性がシンプルなストレート、女性が柔らかみのあるウェーブというように選ぶこともあります。

なお、ウェーブは次の項目でご紹介する、S字やV字などと組み合わせて使われることがあるデザインです。
その際は、ウェーブS字やウェーブV字のような名称で呼ばれます。

S字、V字、U字

結婚指輪の形を、アルファベットになぞらえて呼ぶデザインが「S字」や「V字」、「U字」です。
それぞれ横から見た時にSやV、Uに見えるデザインのことを指しています。
S字は、ウェーブのように湾曲した形状なので、柔らかで優しい印象を作ってくれます。
V字は、一部が尖った形状になっており、指を長く見せてくれる錯覚効果があるデザインです。
U字は、Vをよりなだらかにした形状ですが、同様の錯覚効果を持ちます。
V字とU字は、指が短かったり太かったりするのが気になる人に向いているといえるでしょう。
どのような効果を狙うかで、選ぶ形状が変わってきます。
V字やU字は華美になりにくく、どちらかといえばシンプル寄りのデザインのため、会社にも結婚指輪をつけていく予定がある人は、V字やU字がおすすめです。

エタニティ

結婚指輪にゴージャスさを求めている人に人気なのが、「エタニティ」です。
エタニティは、横から見た時にはストレート同様に真っすぐなことが多くなっています。
ただ、特徴的なのは、外周にダイヤモンドがびっしり配置されていることです。
切れ目のない縁を意味する円形の結婚指輪に、永遠の象徴であるダイヤモンドをさらにぐるりと配置することで、より永遠性や特別感を強調しています。
他のデザインでは、ここまで多くのダイヤモンドを散りばめることはないため、見た目のインパクトやゴージャス感はエタニティが抜きんでているといえるでしょう。
会社のような場所には付けて行きづらいですが、特別な日に付けていく結婚指輪としては、これ以上ない豪華さです。
ただ、ダイヤモンドが多く使われるため、お財布にも大きな負担がかかります。
ハーフエタニティといって、外周に半分ほどダイヤモンドを配置したものがありますので、予算が厳しい場合にはこちらを検討するのもありでしょう。